> > 全日本トラック協会、小学生向け教材を制作

ドライブワーク通信

全日本トラック協会、小学生向け教材を制作

2023年5月24日、全日本トラック協会は、小学校向け指導教材を制作したことをホームページ上で告知しました。

今回制作された教材は、映像教材、児童用テキストの2つです。内容は小学5年生の学習指導要領のうち「運輸」の項目に沿ったものとなっており、小学校高学年児童、およびその指導をする教員が対象です。

映像教材

「わたしたちのくらしをささえるトラック輸送」と題された映像教材では、トラックに詳しい「博士」と、研究員「トライ」の掛け合いを通して、工業生産におけるトラック輸送の役割について解説しています。以下の3項目にオープニング・エンディングを加えた、全15分ほどのものとなっています。

  • ●色々な輸送手段とトラック輸送
  • ●工業生産を支えるトラック輸送
  • ●トラック輸送の課題と取組
児童用テキスト

「トラック輸送の秘密みつけた!」と題された児童用テキストでは、社会の中でトラックが果たしている役割や、その重要性に加えて、現役のトラックドライバー(魚沼運輸:瀧波信人さん)のインタビューを掲載しています。収録されている項目は以下の通りです。

■わたしたちの生活(くらし)と経済を支えるトラック輸送

日本国内における輸送の9割をトラックが担っていることなどを紹介しています。

■輸送手段の特徴を知ろう!

主要な運送手段であるトラック、鉄道、船、飛行機について、それぞれの役割や特徴、課題などを紹介しています。

■輸送手段の割合を比べてみよう

1960年度から2020年度までの60年間で、国内において使用される輸送手段の割合がどのように変化しているのかを、トンベース、トンキロベースの別に紹介しています。いずれもトラック輸送の割合が大きく増加していることが分かります。

■くらしの中で活躍するトラック達

トラックにどのような種類があるのかを紹介しています。紹介されているトラックには、コンテナ専用トラック、キャリアカー、タンクローリー車、冷凍冷蔵社、コンクリートミキサー車、ダンプカー、粉粒体運搬車などがあります。加えて、馬を運ぶトラックや、新幹線を運ぶトラック、風力発電用の羽を運ぶトラックといった珍しいものや、ドライバー不足の解決策として期待されているダブル連結トラックなども取り上げられています。

■物流が取り組むSDGs

トラック業界が取り組むSDGs対策として、エコドライブやハイブリットトラック、モーダルシフト、災害時の緊急輸送といった取り組みが紹介されています。

■トラックの安全対策って?

トラックの安全のために搭載されている機器として、ドライブレコーダーやバックアイカメラ&モニター、車線逸脱警報当地、デジタル運行記録計(デジタコ)などが紹介されています。

■トラックドライバーさんの話

現役のトラックドライバーとして働く瀧波信人さん(魚沼運輸)のインタビューが紹介されています。瀧波さんが普段の仕事の中で気をつけている「安全」「時間」「健康」の3点についてお話されています。

今回制作された教材は、映像とテキストを通して、トラック輸送が自分たちの生活を支えているのだと、子どもたちが気付けるような内容になっています。

また、子どもたちがトラック輸送の担う役割や、現在直面する課題について理解を深めることで、将来的なドライバー不足の解消も見据えています

文/BUY THE WAY lnc.

ドライブワーク通信バックナンバー
  • 改正物流効率化法が4月1日に施行も、7割の企業が「内容を知らない」と回答
    帝国データバンクは、2026年4月1日に施行された「改正物流効率化法」に関するアンケート調査を行い、その結果を5月28日に公表しました。調査対象となったのは全国の2万3,083社、うち有効回答があったのは1万538社で、回答率は45.7%でした。
  • 車道に増えた自転車、トラックドライバーにはどう見えている?
    2026年4月1日より、改正道路交通法が施行されました。なかでも大きな注目を集めたのが、自転車の交通違反に対する「青切符」の導入です。これにともない、車道を走行する自転車の数が急増したことは、トラックドライバーにとっても気になるポイントでしょう。株式会社Azoopは、全国のトラックドライバーを対象に、「自転車の車道走行に関するアンケート」を実施し、2026年5月28日にその結果を公表しました。
  • 求職者からの信頼が向上する「働きやすい現場認証制度」とは
    2020年8月に国土交通省が創設した「働きやすい現場認証制度(正式名称:運転者職場環境良好度認証制度)」は、トラック・バス・タクシー事業者を対象に、職場環境改善への取り組みを可視化する制度です。認証を受ければ、自社が「安心して働ける会社」であることを客観的に示せます。これにより、求職者が安心して応募できるようになるため、運送業界の慢性的な課題である、ドライバー不足の軽減が期待できるでしょう。
  • トラックドライバーが賃上げを実感しにくい背景とは
    厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、トラックドライバーの賃金は緩やかな上昇傾向にあります。一方で、「賃上げを実感できない」「生活が楽にならない」というトラックドライバーの声は小さくありません。
  • 4月1日より施工「改正トラック法」の主な変更点
    2026年4月1日より、トラック適正化二法(以下、改正トラック法)が施行されました。これは、長時間労働や多重下請け構造、不透明な取引慣行といった課題を是正するための制度改正です。また、いわゆる「2024年問題」への対応としての側面も持ちます。本記事では、改正トラック法による変更点のうち、トラックドライバーや運送事業者が押さえておくべきポイントについて解説します。

ドライブワーク通信一覧へ

Copyright (c) Az staff Inc. All Right Reserved.