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ベテランドライバーに聞いた!居眠り運転防止に役立つ、眠気対策ワザとは?
ドライバーの大敵!居眠り防止の強力な味方は? トラック運転中の居眠りは命さえ失いかねない大敵だ。とはいえ、夜間に長時間運転していると、ついつい眠気が襲ってくることも……。ベテランドライバーたちは、どうやって居眠り運転を防止しているのだろう?
効率よい仮眠を心がけよう!
前提として、疲れているときや、睡眠不足時の運転はとても危険。うっかり居眠り……にならないためには「疲れを感じる前に仮眠を取る」が効果的。そのため、
- 「自分に合った枕は必需品。仮眠でいかに効率よく疲れを取るかが重要なので」(30代男性)
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トラックの中で寝ることもあるドライバーなら、枕は必須。最近は丸洗いのできる枕も売っている。自分の頭の形にあった、快適な枕を選ぼう。
ただし、仮眠後、まだ目がはっきりと覚めないうちにすぐ運転し始めるのは危険。身体は目覚めていても、脳の目覚めが追いつかずに事故を起こしてしまう危険性が高まるからだ。仮眠後は、車外に出て身体を動かしたり、伸びをしたりして、必ず頭をスッキリさせてから運転を始めよう。
確実に効くカフェイン剤は、飲むタイミングにコツが。
- 「カフェイン剤は缶コーヒーを飲むよりも効きが早くておすすめ」(40代男性)
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眠気覚ましには多くのドライバーが悩んでいるが、一番人気はコンビニで売っている眠気覚ましドリンクや錠剤型のカフェイン剤だ。 特にタブレット型のカフェイン剤は、運転中も片手で手軽に摂取できるので大変便利。
一錠でコーヒー一杯程度のカフェインを含んでおり、20錠で300~500円で購入できる。水が要らずに、口の中で溶かして飲み込めるタイプが人気だ。
また「エスタロンモカ」のような、液体状で吸収性の早いものもある。
眠気を感じたら摂取する人が多いようだが、本来、カフェインの効き目は血液中に取り込まれてから現れるもの。摂取してから効き始めるのに15~30分ほどのタイムラグがあるため、眠気を感じる時間帯にさしかかる頃、早め早めの摂取を心がけたい。
ガジェットを利用して賢く居眠り防止
- 「補聴器型の居眠り防止アラームは、長時間運転することの多い自分にはマストアイテムです」(20代男性)
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夜間に長時間運転するドライバーたちの間で人気なのが「居眠り防止アラーム」。中でも耳にかけるタイプの「補聴器型」は、一定以上頭が前方に傾いた場合、また、ガクッという頭の動きを感知した場合に内蔵の角度センサーが作動。振動もしくはアラーム音で起こしてくれる優れものだ。
ホームセンターやネットショップなどで、1000円程度で購入できる。
居眠り運転が不安……という人は、ぜひ一度使ってみては?
光を味方に!身近なモノで眠気覚まし
- 「スマホの画面をオンにして自分に光を当てる。LEDライトには眠気を防止する効果があると聞いているので」(20代男性)
- 「眠くなったら、コンビニに入って、蛍光灯の光にあたる」(30代男性)
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夜、布団の中でスマホをいじっている間にいつの間にか朝になっていた!という経験のある人もいるだろう。
スマホやタブレットから発せられるブルーライトには、眠くなるホルモン(メラトニン)を抑制する効果がある。
目をシャキッとさせたり、集中力を増したりする働きもあるので、運転中の眠気覚ましにはぴったりだ。
また、コンビニの蛍光灯の光にも同様の効果がある。
眠気を感じたら、光の効果を活用してはいかがだろう?
その他役立つ便利グッズ
- 「ガムやせんべいなど、硬い食べ物を噛んで食べる」(20代男性)
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硬い食べ物を噛むことも、脳に刺激を与えて眠気防止につながる。
また、食べ物関連では
- 「七味唐辛子の小瓶を携帯して、眠くなったら舌の上にふりかける。一番安くて、効く!」(20代男性)
という笑える意見も。
それぞれにあった居眠り防止グッズを使って、快適なドライブワークを!
文/BUY THE WAY lnc.
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