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ドライブワーク通信
ヨシ! 「仕事猫」が車輪脱輪事故防止を啓発
一般社団法人日本自動車工業会は、人気キャラクター「仕事猫」とコラボし、大型車の車輪脱落事故防止を啓発するチラシを制作しました。
本記事では、車輪脱落事故の概要や原因、日常的に行える対策などを紹介していきます。「仕事猫」や、「車輪脱落予兆検知装置」についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。
車輪脱落事故とは、走行中にタイヤが車体から外れてしまう事故のことです。大型車の車輪脱落事故は、年間100件以上が報告されており、ほとんどが大型トラック車両によるものです。なかには人身事故につながっているケースもあります。
国土交通省によると、車輪脱落事故の主な発生原因は、タイヤ交換時の作業不備と、交換後の保守管理の不備であるとされています。また、月別の発生件数を見ると、冬タイヤに履き替える11月~2月に集中しています。
今回公開された「仕事猫」とのコラボチラシでは、車輪脱落事故の具体的な予防策として、以下の5点が紹介されています。
• 「お」おとさぬための点検整備
• 「と」トルクレンチで適正締付
• 「さ」さびたナットは清掃・交換
• 「な」ナット・ワッシャー隙間に給脂
• 「い」いちにち一度はゆるみの点検
「仕事猫」は、イラストレーターのくまみね氏[GP4.1]が制作したキャラクターです。労働災害の危険性をコミカルに表現した作風が人気を集めており、安全啓発を目的としたポスターやチラシなどにたびたび登場しています。
車輪脱落事故を予防するためには、先述の対策に加えて、車輪脱落予兆検知装置の活用が効果的です。この装置は、車輪の脱落につながるホイールナットの緩みを検知してドライバーに警告するものです。大きく分けて以下の2種類があります。
• ナットとホイールの間にセンサーを挟み、隙間ができたときに検知・警告するタイプ
• ナットにセンサー付きのキャップを取り付け、ナットの緩みによる回転を検知・警告するタイプ
なお、車輪脱落予兆検知装置の導入には、国土交通省の補助金が利用できます。現在募集がかかっている補助金では、車両総重量8トン以上のトラックの場合、補助率は1/2で、上限金額は5万円に設定されています。安全性の向上をめざすのであれば、導入を検討してみましょう。
車輪脱落事故の概要や原因、対策などについて紹介しました。車両脱落事故は、主にタイヤ交換時の不備によって起こるため、冬タイヤに履き替える11月~2月に多く発生します。
一般的なトラックのタイヤは5歳児と同程度の110cmであり、ホイールと合わせた重さは約100kgにもなります。脱落したタイヤが人にぶつかれば大惨事に至る可能性は高く、過去には実際に死亡事故も発生しています。
「仕事猫」のチラシも活用しつつ、車輪脱落事故について周知し、適切な対策を実施してください。
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