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ドライブワーク通信
T2と酒類・飲料物流4社、自動運転トラックを利用した幹線輸送を実証
2025年6月9日、株式会社T2 は、酒類・飲料物流の主要4社(アサヒロジ株式会社、キリングループロジスティクス株式会社、サッポログループ物流株式会社、サントリーロジスティクス株式会社)とともに、自動運転トラックを利用した幹線輸送の実証を行います。
はじめに、幹線輸送の概要と、近年注目を集めている背景について見ていきましょう。
幹線輸送とは幹線輸送とは、周辺エリアで発送された大量の荷物をひとつの拠点に集め、他のエリアの拠点まで大型トラックなどでまとめて輸送することです。一度の運行で大量の荷物を運べるため、運行回数やコストの削減が期待できます。運送を効率化する手法のひとつとして近年注目を集めています。
幹線輸送が注目される背景幹線輸送が注目されている背景として、運送業界が慢性的に抱えるドライバー不足が挙げられます。特に2024年4月以降、働き方改革関連法案によりトラックドライバーの時間外労働に上限が設定されたことにより、1人あたりが運行できる距離にも制限が生まれ、ドライバー不足はより深刻なものになっています。国の発表によると、何も対策を講じない場合、2030年には輸送力が約35%不足するとされています。そのため、幹線輸送をはじめとしたさまざまな対策を講じ、運送を効率化することが急務です。
今回、T2が酒類・飲料の物流4社とともに実施する実証の概要は次のとおりです。
日程:2025年6月~11回
回数:期間内で合計16回(8往復)
場所:関東・関西間の高速道路上の一部区間
使用トラック:T2が開発したレベル2自動運転トラック
各社の役割
T2:全体マネジメント、実験用車両の提供
物流4社:実証貨物の提供、積載
検証内容
貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートや、走行リードタイム、物流品質、想定したオペレーションパターンの有効性を検証
6月の実証ルートと日程:6月は2回の実証が予定されており、ルートと日程は以下のとおりです。
実証1
往路:キリンビール横浜工場→キリンビール神戸工場
復路:アサヒビール吹田工場→アサヒビール茨城工場
実証:サッポロビール千葉工場→サッポロビール大阪物流センター
復路:サントリープロダクツ宇治川工場→サントリー海老名配送センター
積載物(一部)
アサヒスーパードライ(アサヒ)
キリン一番搾り生ビール(キリン)
サッポロ生ビール黒ラベル(サッポロ)
サントリー クラフトボス ラテ(サントリー)
今回の実証はレベル2自動運転トラックで行われますが、T2は2027年までにレベル4自動運転トラックによる幹線輸送のスタートを目指しています。
レベル2自動運転トラックは、特定の状況下であれば自動運転が可能なトラックです。「高速道路のみ自動で運転する」といった用法が想定されます。
一方、レベル4自動運転トラックは無人での運転が可能なため、ドライバーの拘束時間にかかわらず運行できます。これにより、従来はドライバー1人1運行(往路のみ)が限界だったところを、2往復(往復)できるようにし、輸送力を2倍に高めることを見込んでいます。
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