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物流業界の動画活用事例を紹介

物流業界は現在、動画メディアをどのように活用しているのでしょうか。

YouTubeをはじめとするインターネットの動画メディアは近年、スマートフォンの普及に伴って急成長を遂げ、現在はテキスト媒体に並ぶ情報収集の中心となっています。

特に若年層では、就職活動におけるYouTubeを利用するケース が多くなっており、人材確保の観点からも動画メディアの重要性は増しているといえるでしょう。

また、2024年4月以降、働き方改革関連法案が適用され、トラックドライバーの残業時間に上限が設けられることで起こると懸念される、さらなるドライバー不足などの諸問題、通称「2024年問題 」の対策においては、運送業界や荷主企業だけではなく、宅配便の再配達を減らすなど、一般消費者の協力も必要となるため、動画メディアを利用した周知が重要です。

そこで本記事では、全日本トラック協会や企業が、トラック輸送の役割や魅力について動画を用いて紹介している例をいくつか紹介します。

将来の進路としてトラックドライバーを検討している方や、自身の仕事がどのように伝えられているかを知りたい現役のトラックドライバーの方は、ぜひ参考にして下さい。

全日本トラック協会

全日本トラック協会 は、公式YouTubeチャンネルにおいて、トラックの役割を伝える動画を公開しています。
なかでも、一般消費者の生活とトラック運送の関係を、音楽とアニメーションで表現した「もしもトラックがとまったら」シリーズでは、「コンビニ」「病院」「お菓子工場」など、身近な場所や商品を支えるトラックの活躍が描かれており、小さな子どもにも伝わりやすい内容となっています。

佐川急便

佐川急便の公式YouTubeは、物流業界の仕事内容を紹介する動画を中心に公開しています。
「佐川急便 高校新卒採用動画」のシリーズは、「セールスデリバリー職編」「フィールド職編」「経四SD職編」など、各職種ごとの魅力を、高校生向けに伝える内容となっており、若手の採用に力を入れている様子が伺えます。

また、モーダルシフトやロボットによる屋内配送といった、物流業界の新たな取り組みについて紹介する動画も複数公開されています。

ヤマトグループ

ヤマト運輸などを擁するヤマトグループの公式YouTubeチャンネル では、同グループのトレードマークである猫を全面に押し出した動画が人気を集めています。

「キャットホイールで発電したら1ヶ月あたりいくら電気代をまかなえるの?」「ダンボールでネコ用の顔ハメ看板を作ってみた」など、一見トラック輸送とは関係なさそうなものの、親しみやすさを感じさせる内容の動画が多くなっています。

また「みんなの空想ヤマト」「イメージムービー|新たな空の輸送モード」などの動画は、未来のテクノロジーを物流に取り入れた様子をイメージしたものとなっており、物流の今後に期待を抱かせる内容となっています。

トラック協会や、運送会社による、動画メディアの活用事例を紹介しました。
トラック業界が慢性的に抱える人手不足の解消や、2024年問題の対策には、若手を中心とした人材の確保が欠かせません。
若い世代にトラック輸送の役割や魅力を知ってもらうためには、動画メディアもこれまで以上に活用していく必要があるでしょう。

文/BUY THE WAY lnc.

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