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「フランチャイズ向けオリジナルキッチンカー開発プログラム」が登場

11月1日、株式会社フードトラックカンパニーは、フランチャイズブランド用のオリジナルキッチンカー開発プログラムの提供を開始しました。

コロナ禍を受け、キッチンカーの需要が拡大

「キッチンカー」とは調理設備が内装された移動販売車。新型コロナウイルスの影響で店舗での飲食が難しい中、できたての料理をテイクアウトできるキッチンカーは大きく普及しました。メディアに取り上げられることも増え、消費者にとっても飲食店利用の一つの形態として、身近な存在になってきています。

今年6月に施行された食品衛生法では、食品衛生の管理手法である「HACCP」のルールがキッチンカーにも適用され、条件を満たせばキッチンカー内での調理工程における仕込み行為ができるようになりました。

キッチンカーの出店を受け入れるオフィスビルやテナント、マンション、自治体なども増え、地権者とキッチンカーをつなぐマッチングサービスの数も飛躍的に増えています。

「フランチャイズ用オリジナルキッチンカー開発プログラム」概要

フードトラックカンパニーでは、キッチンカーの認知や利用の拡大を受け、11月1日より「フランチャイズ用オリジナルキッチンカー開発プログラム」の提供を開始。同プログラムの内容は以下のとおりです。

  • ・フランチャイズブランドに合ったキッチンカーデザインの共同開発
  • ・フランチャイズで提供するメニューの効率的な調理設備の選定およびキッチンレイアウトの共同開発
  • ・キッチンカー開業後のオペレーションに関する情報提供およびトライアル
  • ・月500名を超えるフードトラックカンパニー見込み顧客へのフランチャイズキッチンカーの告知
  • ・開発したフランチャイズキッチンカーの製作と販売
  • ・自動車保険、PL保険、施設賠償保険等、各種保険のサポート
  • ・その他、開業するキッチンカーの営業許可取得サポートおよび、キッチンカー出店場所の紹介サポート

同プログラムの提供開始にあたり、フードトラックカンパニーは「良質なキッチンカーを安定供給することで、飲食業界の新しい市場開拓に貢献していくとともに、消費者の利便性向上を目指します」と発信。すでに複数の企業との業務提携契約を締結しています。

アフターコロナでも発展するキッチンカー

コロナ禍を経て知名度を高めたキッチンカーですが、今後おとずれるアフターコロナの時代においても、いっそう発展するポテンシャルがあります。

飲食店ブランドやフランチャイズ企業にとっては、これまで固定店舗ではリーチできなかった商圏へのアプローチが低コストで実現できるようになります。消費者にとっては、生活圏にはないが利用したいブランドのキッチンカーを、より生活環境に近い場所で利用することができるようになります。

キッチンカーの魅力は、キッチンカー車両が1台あれば誰でも始めることができ、運営者の考えるスタイルやビジネスサイズでの経営を選択できる自由度の高さにあります。個人や法人が1台のキッチンカーを運営するスタイルだけでなく、組織で効率的に複数台運営をおこなうスタイルも拡大するでしょう。

文/BUY THE WAY lnc.

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