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ドライブワーク通信
全日本トラック協会 就職希望の学生に向けたパンフレットを作成
全日本トラック協会は、これから就職を希望する高校生に向け、トラックドライバーの仕事内容や魅力を伝えるため、パンフレット『TRY! TRUCK!! TRANSPORT!!!』の2021年版を作成しました。
パンフレット冒頭では「物流業界の『今』」と題し、トラックドライバーが社会で担う役割や、その重要さや、やりがいをアピール。「2019年(令和元年)に日本国内で運ばれた貨物の量は、約47億トン。トラック輸送はこのうち約92%」と、国内輸送のほとんどを担うトラックの活躍を、具体的な数値と共に説明しています。
また、近年のトラックに搭載されている多くの安全機能や、点検・点呼による運行管理、安全教育などを紹介。「怖い」「危ない」「難しそう」とイメージされがちなトラックの運転ですが、実会社全体、業界全体のサポートを受けることで、安全に働けることを解説しています。
「トラックドライバーになるには」と題された項では、他店販便やコンビニ集配車両など、小型トラックを運転するために必要な準中型免許のとり方を紹介。準中型免許は18歳から取得が可能なため、高校卒業の年齢でも即戦力として活躍できること、そして将来的には中型、大型とステップアップする道も開けていることを説明しています。
「仕事紹介」の項では、トラックドライバーの普段の働き方を、「宅配ドライバー」「近・中距離ドライバー」「長距離ドライバー」にわけてそれぞれ紹介。1日のスケジュールを、写真入りでわかりやすく記載し、働き方のイメージを伝えています。
さらには現役ドライバーの声として、2名の若手ドライバーからのメッセージを掲載。そのうち1名は女性ドライバーです。女性ドライバーは「トラックの運転はとても楽しく、狭い路を上手に通り抜けられた時などは、大きな達成感があります」「トラックを運転していると、幼稚園児や小学生が目をキラキラさせながらこちらを見て、手を振ってくれることがあります」と、仕事での喜びを綴り、「トラックドライバーは男性の仕事」という、従来のイメージを一新するメッセージを発信しています。
若年層の採用に積極的な運送業者では、職場見学やインターン新婦の受け入れを行っているところも少なくありません。
パンフレット末尾では、トラックドライバーに興味を持った学生に向け「まずは進路始動の先生に相談すること」「次に、学校に求人票をだしている運送業者や、インターンシップの受け入れを行っている運送業者を調べてもらい、尋ねてみましょう」と、背中を押すメッセージを記載。
併せて、インターンシップ紹介サイトのQUコードも掲載しています。インターンシップ紹介サイトでは、インターンシップを受け入れている運送会社が紹介されています。
文/BUY THE WAY lnc.
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外国人が好む募集要項
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外国人ドライバーを検討する上での国籍比較
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2025年7月、全日本トラック協会(全ト協)は、「ドライバーの健康増進に向けた取組の推進」の一環として、「運転中だけたばこをお休みしてみませんか? 」と題した啓発チラシを作成しました。それに合わせて本記事では、トラックドライバーの喫煙状況や、一般的な喫煙のリスク、トラックドライバーならではの喫煙リスクなどについて解説します。 -
多くのドライバーが「運転中に眠気による危険」を体験 睡眠不足が招くリスクとは
2025年7月、全日本トラック協会(全ト協)は、「いい仕事は快適な睡眠から 」と題した啓発チラシを公開しました。これは「ドライバーの健康増進に向けた取組の推進」の一環として作成されたものです。そこで本記事では、トラックドライバーの睡眠不足が招くリスクや、睡眠のチェック方法などについて解説します。 -
全ト協、2024年の交通事故統計分析結果を公開
2025年6月、全日本トラック協会は「2024年の交通事故統計分析結果【確定版(車籍別)死亡・重傷事故編】」を公開しました。