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トラガールの1日

未来のトラガール、必見!
育児と両立する女性トラックドライバー Aさんの1日を覗いてみた。

平成26年に開始した『トラガール促進プロジェクト』。
以来、着実にトラガール人口は増え続けている。あえてトラックドライバーという仕事を選ぶ理由は様々。
しかし、多くの女性が「カッコイイから!」と明るく答える。
今回、『トラガールの1日』と題してお話をお聞きしたAさんもその一人だ。
4tトラックに乗って、コンビニ店舗にチルド・お弁当・常温食品を配達している。
2人のお子さんの育児と両立しながら、トラガールとして活躍するAさん。彼女の1日の流れを追ってみよう。

先輩トラガールに聞く、1日の仕事の流れ!

05:00 起床

Aさんの朝は慌ただしい。 家事・洗濯・出勤準備を約1.5時間で終わらせる。
「小学生と中学生の子どもがいますから。洗濯や掃除、お弁当作りなど、やらないといけないことは山ほどあります。
同時並行で効率的に進めないと終わりませんね(笑)」とAさん。
家庭と仕事を両立するトラガールは強い。

06:40 出勤

自宅から会社まで、車を走らせて15分ほど。 お子さんの朝食や見送りは夫に任せて、Aさんはそそくさと出勤する。会社到着後は制服に着替えて、1日の流れをチェック。
荷物・ルートの再確認や各種備品の用意を済ませる。段取りの良さは、育児・家事で鍛えられたそうだ。

07:00 朝礼・点呼

社員が集まり、連絡事項の共有。 自分以外のドライバーの運行予定もしっかり把握する。
また、飲酒運転防止のため、アルコールチェックは欠かせない。
ちなみに、Aさんは大のお酒好き。帰宅後の楽しみは、美味しいお酒を嗜みながらするお子さんとのコミュニケーションだ。

07:15 積み込み開始(午前)

午前の便の積み込み作業スタート。
「最初、一番苦労したのは積み込み作業ですね。ただでさえ重い荷物を、限られた時間の中で素早く荷台に収めないといけません。ササーッと片付ける先輩に、助けてもらってばかりでした」と申し訳なさそうにしていたが、取材を受けていたにも関わらず、誰よりも早く作業を終わらせたのはAさんだった。
1便で積み込む荷物は6店舗分。丁寧に、かつ、迅速に。コツを掴むまでは大変かもしれない。

07:45 出発

相棒の4tトラックの車体チェック。 安全確認を行ったあと、いよいよ午前の配送に出発。
配送センター周辺のコンビニ店舗をまわる。

08:00 1店舗目の納品スタート

配送センターから最も近いコンビニで、最初の荷降ろし作業(納品)。
早朝勤務の店員に明るく挨拶して、荷物を店内へと運び込む。「何においても、明るい笑顔と挨拶は欠かせませんね」と、自身の元気を分け与えるようにハツラツと作業を進める。

10:30 全店舗の納品完了

6店舗分の納品が完了。 午前中の仕事を終え、ほっと一息......といきたいところだが、
油断禁物。気を緩めず、安全運転を心がけながら、配送センターに戻る。

11:00 休憩

午後からの配送のため、エネルギーをチャージ。
同じトラガールとして活躍する同僚と昼食をとるのが楽しみのひとつ。
家事や育児の話で盛り上がりつつ、しっかり休息して身体も気分もリフレッシュ!

12:00 積み込み開始(午後)

12:30 出発

午後の便は、配送センターから少しだけ遠方のコンビニ店舗を担当。
お昼を食べ終わったあとの眠気に気をつけつつ、5店舗分の配達をスタートさせる。
「業務に集中するのが大前提ですが、好きな音楽を聴きながら運転できるのは嬉しいです。
ちなみに、眠気覚ましにはカフェイン入りのスカッとするガムが一番良いですよ」と、ドライブにピッタリなサザンオールスターズをBGMに、気分良くトラックを走らせる。

12:45 1店舗目の納品スタート

16:00 全店舗の納品完了

16:30 片付け・事務作業・アルコールチェック

配送センターに帰庫後、トラックの車体チェック。 明朝スムーズに仕事を始められるよう、
事前準備やセンター内の片付けを行う。業務報告を兼ねた各種事務作業を行い、最後にアルコールチェック。それが終われば、本日の業務は終了だ。

17:00 退社

交通状況などにより、多少の残業が発生する場合もある。 しかし、遅くても18時頃には退社。勤務時間や配送ルートなど、無理なく働けるよう会社側が配慮してくれているそうだ。
「後輩に憧れてもらえるような、立派なトラガールを目指します!」と意気込むAさん。
これからの物流業界を支える一人として、輝いて見えた。

家事・育児と両立できるの? トラックを運転したことないのに大丈夫なの?
そんな不安を抱える、未来のトラガールは多いと思う。しかし、万全の研修体制を整えているのはもちろん、日・短時間勤務や女性専用トイレ・更衣室を導入する会社が増えてきている。あとは、あなたの「やりたい!」という気持ちがあればOK。
先輩トラガールAさんの後に続いて、物流業界の世界へ。勇気を出して踏み出してみてはいかがだろうか。

文/BUY THE WAY lnc.

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